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「洗い上げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

洗い上げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は確かに銀之助か、又その銀之助がお俊の家へ出這入りしていたかどうだか、それをよく洗い上げるのだ」 「わかりました。じゃあすぐに行って来ます」 松吉は受け合って....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
と深い疑義があるのではないかと思うよ。とにかく、久我鎮子の身分と押鐘博士を、至急洗い上げるように命じてくれ給え」 そこへ、法水の予測が的中したという報知が、私....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
きい事をやってるな」 「決してそんな事はありません」 「そうに違いない。すっかり洗い上げるから覚悟しろ」 「え、そんな覚えはありませんけれども」 浅田はあきら....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
香保の今坂見たように白く粉のふいた顔で、ポン/\跣足で歩いて居てはいけませんが、洗い上げるとよっぽど好い」 幸「悪口をきゝなさんな」 由「そうですが、妙なもので....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
深い仔細があることじゃ。実を言うとなあ。ほかの家の中の出来事なら、その日のうちに洗い上げるくらい何でもない事じゃが、あの蔵元屋に限って歯が立たん……」 「アッ。....