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洞窟
「洞窟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
洞窟の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ためには、その前に一度微塵に粉砕されなければならなかった。その目的のために特別な
洞窟仕掛の粉磨水車が造られ、これは寒冷の泉から来る水の力で運転され、その水は一つ....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
僕の足は、いつとはなしに、大河の鉄橋の上を渡って、河の向うの「深夜の市長」の棲む
洞窟の方に近づいていった。馴染み深い深夜の街は、まるで僕の故郷のように感じられた....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
ていよいよ例のパチノ墓穴に入ると、そこには急設の電灯が、煌々と輝いて金貨散らばる
洞窟の隅から隅までを照らし、棺桶の中の骸骨も昨夜そのまま、それから虚空を掴んで絶....
「海底都市」より 著者:海野十三
空間のうす桃色の大きな波と見えたのは例の魚人《ぎょじん》トロ族がおびただしくこの
洞窟《どうくつ》みたいな中に充満《じゅうまん》し、そして彼らは僕をもっとよく見た....
「骸骨館」より 著者:海野十三
さい。中は月光が乱反射で入って来ているところだけがうすぼんやりと明かるいが、他は
洞窟のようにまっ黒で、何も見えない。骸骨も見えないのだ。 正太の手はすぐ鉦の在....
「恐竜島」より 著者:海野十三
には、どんなすさまじい光景が待っているであろうか。 恐竜《きょうりゅう》の
洞窟《どうくつ》 なにがすごいといっても、こんなすごい光景は見たことは、玉太郎....
「火星探険」より 著者:海野十三
なったので大喜び、道もないこの原野へ自動車を乗入れたのだ。そして岡の中腹に大きな
洞窟《どうくつ》があるのを見つけ、その中に車を乗入れ昨夜はそこで泊ったのである。....
「地球要塞」より 著者:海野十三
でた。私たちは、また、狭くるしい魚雷型潜水艇の中に、横になった。 「出発します」
洞窟《どうくつ》の壁がうごきだした。窓の外を、鱶《ふか》がさっと通りすぎた。間も....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
かけない明るい部屋の中に突入したのです。私は愕きの目をみはりました。そこは大きな
洞窟で、猿とも人ともつかぬふしぎな動物が居合わせました。しかしその動物は別にわれ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ょっと手間がとれますからねえ」
と、ロロ公爵が賛成した。
「あそこには、水底に
洞窟がありましたね」
と、蟻田博士がたずねた。
「そうです。カリン下の
洞窟のこ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
を渡してくれるか。すると博士は、この島にいられるのか」 「うん、そうだ。この上の
洞窟の中に、監禁してあるのだ」 3 大利根博士が、この島に監禁されて....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
た所はそそり立つ大きな巌と巌との間を刳りとったような狭い峡路で、その奥が深い深い
洞窟になって居ります。そこが弟橘姫様の日頃お好みの御修行場で、
洞窟の入口にはチャ....
「西航日録」より 著者:井上円了
きたるがごとし。俗説に、古来この地に一大巨人棲居したる遺蹤なりといい、今現にその
洞窟なりと伝うる所あり。これをジャイアンツ・コーズウェーと名づけしは、その怪談に....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
によく、眺めつつたち切れた橋に至るも歩行はおのずから遅くなる。那の山には鬼の住む
洞窟でもあるかと思われ、巨大な巌には雪をのせて空のなかばにそばだっている。) ....
「心霊の抱く金塊」より 著者:大倉燁子
うな歎声をもらした。 × × × 五億万円ばかりの金塊が、ある
洞窟の奥に隠されている、と、一人の優れた霊媒が云い出したのは、よほど前のことであ....