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活人剣
「活人剣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
活人剣の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
に探っては一切万物!」 「悪魔降下の手段はな?」 「ある時は殺人剣、またある時は
活人剣!」 「いやはや随分忙しそうだな。結局は何が目的なのだ?」 「剣禅一致、悟....
「運命」より 著者:幸田露伴
以てす、旧瓦は用無し、まさに黄なるに易るべし、といえる道衍が一語は、時に取っての
活人剣、燕王宮中の士気をして、勃然凛然、糾々然、直にまさに天下を呑まんとするの勢....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
剣だ」
すると左膳は手のない袖をゆすって嘯笑《しょうしょう》した。
「殺人剣即
活人剣。よく殺す者またよく活《い》かす……はははは。貴様はかわいやつだよなあ、お....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
いをしたこともあるんだ。そういう人だから、決してむやみに人を殺さなかった。つまり
活人剣――人を活かす剣だね――それが山岡鉄舟の信念だったんだ。――」と先生はちょ....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
て立ち上がったが、それからポンポンと塵を払うと、憐れむような含み声で、 「殺人剣
活人剣、このけじめさえ解らぬような、言語に絶えた大馬鹿者、天に代って成敗しようか....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
知って、恥を知らず、恥かしめるを知って、恥かしめられるを知らず、殺人刀を知って、
活人剣を知らず、猿が、影を捉えるようなものじゃ。よいか、殺を論じて、一毫《いちご....