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「活命〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

活命の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
するようなもの、人として獣に羞《は》じざらめやと感動して彼女を許し、久しく無事で活命させたとある。『淵鑑類函』に晋の郭文かつて虎あり、たちまち口を張って文に向う....
十二支考」より 著者:南方熊楠
知れぬと心配して、その行く方へ随って行くと一《ある》池の辺で竜が人身に変じ商人に活命の報恩にわが宮へ御伴《おとも》しようと言う、商人いわく汝ら竜の性卒暴、瞋恚《....
易の占いして金取り出したること」より 著者:南方熊楠
あり、汝わが十世の孫の貧を救え、われ汝の堕梁の厄を救うと書き付けたを見て、太守は活命の恩を拝謝し、袁天綱の十代めの孫を薦めて官途に就かせ、活計を得せしめたという(『淵鑑類函三二三』)。....
十二支考」より 著者:南方熊楠
毒を鏃《やじり》に塗りて蠢爾《しゅんじ》たる最も下劣な蛮人が、猛獣巨禽を射殺して活命する事だ。パッフ・アッダーはほとんどアフリカ全部に産し、長《たけ》四、五フィ....
明日」より 著者:井上紅梅
の処方箋を書き終り、紙の上の字を一々指して説明した。 「この最初に書いてある保嬰活命丸は賈家濟世老店より外にはありません」 單四嫂子は処方箋を受取って歩きなが....
活人形」より 著者:泉鏡花
に思うよう、いかさま得三に苛責されて、下枝かあるいは妹か、さることもあらむかし。活命てだにあるならば、おッつけ救い得させむずと、漫に憐を催しぬ。談話途切れて宿の....