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活殺自在
「活殺自在〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
活殺自在の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「変なあたま」より 著者:辻潤
方がないのだ。なにしろサキは正体もなにもわからんバケ物のような「生命」の親玉で、
活殺自在でまるで歯も立たなければ、いくらもがいてみたところでなんのてごたえもなく....
「田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
工合や、指の握りかた、その他のあしらいの荒っぽさや、丁寧さが、女の心を掴むのに、
活殺自在であることを、なんとなく感知した。 側にいても、身が縮まるような悦びは....
「九代目団十郎の首」より 著者:高村光太郎
ている。おだやかな眉弓の下にある両眼は、所謂「目玉の成田屋」ときく通り、驚くべき
活殺自在の運動を有った二重瞼の巨眼であって、両眼は離れずにむしろ近寄っている。眼....