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活用
「活用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
活用の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
「それにゼムリヤ号を山頂にまで吹飛ばした巨大なる力はもちろん原子核エネルギーを
活用すれば得られますが、しかし原子核エネルギーは今のところ爆弾の形においてしか存....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
うも無駄をしているように思います。そこで、背中に第三の腕を取り付けまして、背面を
活用いたします。そして、その第三の腕のつけ根は、他の二本の腕と同じ水平的高さに選....
「予報省告示」より 著者:海野十三
軌道を採用することになろう。 これらの大工事や自力運行のため、原子エネルギーの
活用は幾何級数的に増大される。が、そこに或る種の危機を孕《はら》んでいるようであ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
戦争の勝利は対等のことをやっていたのではありません。在来と全く変った戦略を巧みに
活用したのであります。ナポレオンは敵の意表に出て敵軍の精神に一大電撃を加え、遂に....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
っかかる底のつっこんだ話をした。こうなくてはならない、本当のものを発見し、自覚し
活用するには。 ◯海野十三は死んだ。断じて筆をとるまい。口を開くまい。辱かしいこ....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
と何かいい手段を考え出すことだろう。博士が、この次に、重力消去装置をどんな方面に
活用するかは、非常に興味あることだと思う。....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
そのかわり、三根夫は、れいの写真機と、録音機を中にひそませた四角い箱をさかんに
活用して、生産されつつある兵器の写真をとり、また職工たちがしゃべっていることばを....
「海底都市」より 著者:海野十三
年はたっているが、その長い間の陸上生活に、かの平衡器官は退化してしまって、海中生
活用の平衡器としてはもう役に立たなくなっているんだ。そこを考えなくちゃね。美しい....
「奇賊は支払う」より 著者:海野十三
しましたよ。家内はほくほくしています。――それにしても烏啼がそんなところで家内を
活用していることをちっともご存じなかったんですかね」 探偵猫々は電話を切ると、....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
み込めない。 「分らん奴だなあ、君は。つまり立体テレビジョンの方式を解剖整形学に
活用したものだと思えばいいのだ。とにかくおれは、こうして現場を抑えた以上は、今日....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
あげた――という例があるのです」 「それは、興味ふかい話ですね。それを私の場合に
活用する途はないでしょうか。まず無理でしょうね」 「そうです。無理という外ありま....
「流線間諜」より 著者:海野十三
い」と、帆村は自分自身に云いきかした。「それより落着いて考えるのだ。人間の智慧を
活用すれば、不可能なものは無い筈だ」 ジリジリとする心を静めて一分、二分、それ....
「取返し物語」より 著者:岡本かの子
は非常に便利なものである。 滅ぼしてしまうのは惜しい。此の戯曲には可なりそれを
活用してみた。 時 文明十一年十一月(室町時代末期) 処 近江国琵琶湖東南岸 人....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
の富強を講ずることを得るなり。兵力も商業も学問もみなこの精神によりて、初めてその
活用実功を見ることを得るなり。しかして、その精神を一定するの法は教育によらざるべ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
依って事物の真相を洞見し、革命に依って生じた軍事上の三要素を綜合してこれを戦略に
活用した。兵力を迅速に決勝点に集結して敵の主力に対し一挙に決戦を強い、のち猛烈果....