活発[語句情報] »
活発
「活発〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
活発の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
同様にまた、これらのものの精神的の性能、特にその思考能力、理解の早さ、概念の鋭さ
活発さ、連想の力、処理の早さ等、要するに天賦の完全さは、彼らの住所が太陽から遠い....
「地獄街道」より 著者:海野十三
ユダヤ横丁を徘徊した。 「オヤッ――」 私は駭きを思わず声に出した。辻永が急に
活発に歩きだしたのだ。どうやら何か又新しい手懸りを掴んだものらしい。 その辻永....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
のだな」 マルモ隊長は、そう気がついて、どきんとした。なにしろ相手は、ますます
活発《かっぱつ》にあばれてみせるのだった。 そのうちに、相手の一部が、場所をか....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
宇宙艇らしい形のものを感ずる、方位は……」 と知らせてきたので、にわかに艇内は
活発になった。 もちろん隊長テッド博士も操縦室へすがたをあらわし、手落ちなく僚....
「海底都市」より 著者:海野十三
でトンネルの中へ入ったようにしばらくは何にも見えなくなることもあった。すばらしく
活発な魚群だった。 大海底の住民は、魚群なのだ。 その大海底が、ふしぎにも月....
「金属人間」より 著者:海野十三
、五百個はあり、壮観《そうかん》だった。 しかもこのガラス槽の中には、それぞれ
活発に動いている生物がはいっていた。検事が最初に目をとどめたガラス槽の中には、頭....
「火星探険」より 著者:海野十三
をあげ、重そうな頭を動かして、釜の中へ蝗《いなご》を放りこんだように、ものすごく
活発な踊りを始めた。 「おーい、その曲はだめだい」 上から山木がどなった。 「....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
いるようであった。イギリスからは、また新借款を許したそうであり、兵器弾薬は、更に
活発に、中国へ向けて積み出されていることが分った。 「このようなイギリス側の援助....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
はじめて会心の笑みをもらしたのであった。 それから帆村の研究所は忙しくなった。
活発な研究がはじまったのである。 「魔の空間」の材料に関する試験と、研究が進めら....
「火星兵団」より 著者:海野十三
であった。
「そうだね。蛸と思えないこともないが、蛸にしては、檻の中で、あんなに
活発に生きているのが変だね。何かあれに似たものがいたが、はて何であったろうか」
....
「空襲警報」より 著者:海野十三
かすかではあるが、電話にかかっているらしい話声がする。どうやらそれは軍人らしい。
活発な声だ、とたんに爆発するようなアナウンサーの声。…… 「ただいま、重大なる事....
「燕と王子」より 著者:有島武郎
めしになる燕尾服の後部みたような、尾のある雀よりよほど大きな鳥が目まぐるしいほど
活発に飛び回っています。このお話はその燕のお話です。 燕のたくさん住んでいるの....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
し、造化至妙の人世という活学校に入りて活字をなすべしと、弱りたる気を自ら皷舞して
活発に働きしゆえ、大いに一同に愛敬せられ、思いの外の学者なりと称えられたり。 ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
育とは、父母その子に虎吉とか竜五郎とかいえる実名を与うるときは、その子自然に勇猛
活発の人となり、直吉とか順二郎とかいえる実名を与うるときは、その子自然に柔順正直....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
質が二つの傾向に分かれる。 武力の価値が大でありこれが絶対的である場合は戦争は
活発猛烈であり、男性的、陽性であり、通常短期戦争となる。これを決戦戦争と名づける....