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派兵
「派兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
派兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「李陵」より 著者:中島敦
という陵の嘆願には、武帝も頷《うなず》くところがあった。しかし、相つづく諸方への
派兵のために、あいにく、陵の軍に割《さ》くべき騎馬の余力がないのである。李陵はそ....
「志士と経済」より 著者:服部之総
伝』のごとく三月二十日とする方が正しい。大老暗殺が予定より早められ薩筑両藩の京都
派兵も抑止されたから、桜田義挙の結果もかえって反動跳梁の姿となり、大獄後の反動期....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
り、日本の軍事力の増強とアメリカへの軍事的義務の遂行を強制されることによって海外
派兵はさけられなくなり、憲法第九条はまったく空文化することになる。とくにこの改定....
「三国志」より 著者:吉川英治
った。 諸臣はみな彼の野望をうすうす知っていた。で、一斉に、 「よろしく江東に
派兵して、忘恩の徒を懲らすべきである」と、衆口こぞって云った。 しかし、楊大将....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
またねばならない。勅とあっても、在京の武門は、千種忠顕や新田義貞の下では、色よく
派兵に応じるふうもないのであった。それが、尊氏の令だと、とにかく動く。――とにか....