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派生的
「派生的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
派生的の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「意欲の窒息」より 著者:豊島与志雄
意欲の窒息 豊島与志雄 文化が新らしい方向を辿らんとする時、その
派生的現象として、社会の或る部分に停滞腐爛を起す。大河の流れの中に、小さな淀みが....
「文学の曇天」より 著者:豊島与志雄
の波及、明治維新以後の史実に手をつけ初めた大衆文学からの影響、実話物流行の一つの
派生的な現われ、或は、近頃の名文章たる谷崎潤一郎氏の「若き日のことども」などから....
「空間概念の分析」より 著者:戸坂潤
さし当り概念ではない。蓋し構成的概念は把握的概念から派生し、従って吾々は之をただ
派生的な意味に於てのみ概念と呼ぶことが出来るであろう――但し日常語としての概念と....
「髷」より 著者:上村松園
なことであって、いちいち名前を覚えるだけでも、大変な苦労である。 そのほかに、
派生的に生まれたものに次のようなものがある。これは、どこの髷ということなしに各都....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
索してはじめて到達し得らるるところの根本原理でなくてはならぬ。換言すればけっして
派生的の枝葉の解釈によって満足し得らるるものではない。必ず終極の根本原理に遡って....