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派遣
「派遣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
派遣の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妙な話」より 著者:芥川竜之介
っている通り、千枝子の夫は欧洲《おうしゅう》戦役中、地中海《ちちゅうかい》方面へ
派遣された「A――」の乗組将校だった。あいつはその留守《るす》の間《あいだ》、僕....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
訳させ、特にそれを読むための役人を定め、また外に三〇〇人以上の人々を遊歴のために
派遣して知識を四方に求めさせた。その子アブダラー・アル・マムン(Abdallah....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
はこれを欲したのでしょうが、政略に制せられてベルギーに前進し、この有力なベルギー
派遣軍がドイツの電撃作戦に遇って徹底的打撃を受け、英軍は本国へ逃げかえりました。....
「海底大陸」より 著者:海野十三
、その方を見ると、それは余人ではなく、ロンドンの警視庁からメリー号の捜査のために
派遣されているスミス警部だった。かれはなおもからからと笑いつづけながら、 「博士....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
ところをおうかがいしたいから、こちらから副隊長のロバート大佐外四名の隊員を貴艇へ
派遣することをゆるされたい。そのように申し送った。 これにたいするギンネコ号か....
「海底都市」より 著者:海野十三
忠告に従って、君たちは平和的に事を解決するために、代表者を数名えらんで海底都市へ
派遣したまえ。及ばずながら、僕が仲介をしてあげるから」 平和使節 トロ族....
「火星兵団」より 著者:海野十三
、このような命令を聞かない者が出来るのじゃ。しかも、この宇宙艇は、たしかに、地球
派遣軍の火星兵団に属している宇宙艇だから、お前が責任をとらなければならないぞ!」....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ともに、艦長|安西大佐から命ぜられたものでありました。もちろんこのほかに東京から
派遣された捜索隊や県の警察署もそれぞれに活動していましたが、塩田大尉は、自分の乗....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
つつしめということなので、皆の胸中は一層苦しい。 夜が明けた。 早速捜索隊が
派遣されるものと思いこんでいた長谷部大尉は、それにぜひとも参加をさせてくれるよう....
「中支遊記」より 著者:上村松園
た次の間には、日本の具足が一領飾られてあったようであった。 同じ南京では畑支那
派遣軍総司令官閣下に御挨拶に参上した。後宮総参謀長その他の幕僚も御一緒であったが....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
れを学生に教えこんだのである。しかして哲学およびその他精神科学研究のために西洋に
派遣せらるる留学生には主としてドイツに往くことを勧誘したのである。わが国において....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
亭に服して頻りに露都への来遊を希望し、かつ池辺三山及び村山龍平に向て露都通信員の
派遣を勧告し、その最適任者としての二葉亭の才能人物を盛んに推奨したので、朝日社長....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、風波のために船行遅々たれば、石炭欠乏のおそれあり。よって、無線電信にて救助船を
派遣することを本社へ請求したりし由。これをききて、乗客みな不安の色なり。 十八....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ざる苦悩であった。 陸大卒業後、半年ばかり教育総監部に勤務した後、漢口の中支那
派遣隊司令部付となった。当時、漢口には一個大隊の日本軍が駐屯していたのである。漢....
「茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
にしてもらっていたのであろう。それから、七月十二日のは、絵葉書で、宛て名は、中支
派遣軍園部部隊大杉部隊軍医少尉 平尾健一で、文句は「拝啓御勇健御奮戦大謝無限です....