流し釣[語句情報] » 流し釣

「流し釣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

流し釣の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幻談」より 著者:幸田露伴
場もなかったのである。それからまた今は導流柵《どうりゅうさく》なんぞで流して釣る流し釣もありますが、これもなかなか草臥《くたび》れる釣であります。釣はどうも魚を....
釣り師の心境」より 著者:坂口安吾
分一人では満足できず、私にも釣具一式を与えて、ぜひともやってみろという。 「君は流し釣りでタクサンだ。素人だからね。僕ぐらいになると、ドブ釣りをやる」 魚釣り....
肌色の月」より 著者:久生十蘭
しょう。大池さんのボートは流れていましたね。あれはどういうわけなの……この湖では流し釣りをするんですか」 管理人は眼を伏せてモジモジしていたが、そのうちにささ....
縁談」より 著者:佐藤垢石
浜辺の家並みも、微かに糸に揺れて和やかな風景である。午前中の潮行に、舟を三流し四流し釣って、午後の潮が再び膨らみきたる間に、仲造と二人で弁当を食うことにした。 ....