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流れ着く
「流れ着く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流れ着くの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
から、笘枕の所へ帯を取ってくる/\と縛り附けて自分も共に笘枕の柱に掴って、唯船の
流れ着くのを待ちますばかり。馬作は尾籠なお話だがげろ/\吐きまして、腹は終いには....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
それは、夜陰に乗じてそっと海へ乗り出し、ヒスパニオーラ号の錨索を切って、どこでも
流れ着く処へ船を坐礁させようというのであった。私は、謀叛人どもが、その朝撃退され....
「藤九郎の島」より 著者:久生十蘭
とりあえず久七が鞴《ふいご》を一座つくることになった。船材はいまある艀と、入江に
流れ着く破船の古材を使うことにし、かわるがわる入江へ出て、たよりになる船材や丸木....
「アリゾナの女虎」より 著者:牧逸馬
交換される。 「なあに、もう生きてるもんか。二、三日中に何処かの浜へ死骸になって
流れ着くよ。まあ俺の言う通りだから、見て居給え」 と言ったのは、ロスアンゼルス....
「沈黙の水平線」より 著者:牧逸馬
体などが、一つとして発見されないのは確かに神秘である。何か漂流しているか、海岸に
流れ着くか、兎に角、一万七千噸もある大客船が沈没した以上、何かしらそれだけの証跡....