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流丸
「流丸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流丸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
呼ぶばかりでございます。すると何処《どこ》から飛んで来ましたかズドンと一発鉄砲の
流丸《それだま》が、甚藏が今新吉を殺そうと出刃庖丁を振り翳《かざ》している胸元へ....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
けて順礼にも出られねば逢う事は夢に計り、覚めて考うれば口をきかれなかったはもしや
流丸にでも中られて亡くなられたか、茶絶塩絶きっとして祈るを御存知ない筈も無かろう....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
。父は表へ見に出たが、やがて帰って来て「何でも竹橋内で騒動が起ったらしい。時々に
流丸が飛んで来るから戸を閉めておけ」という。私は衾を被って蚊帳の中に小さくなって....
「上野」より 著者:永井荷風
誰彼時、たちまちガラ/\ツとひきこみしは、たしかに二人乗の人力車、根津の廓からの
流丸《それだま》ならずば権君御持参の高帽子、と女中はてん/″\に浮立つゝ、貯蓄《....