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流体
「流体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流体の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
手になった運河工事は今でもなお存して驚嘆の的となっているものである。 彼はまた
流体静力学、静力学、航空学、透視法、波動学、色彩論に関する驚嘆すべき理論的の研究....
「日常身辺の物理的諸問題」より 著者:寺田寅彦
傘状に広がる、そうしていつまでたっても茶わんには水が満たされない。これについても
流体運動の一問題として追究すべき事がらはいくらもある。そうして、これらの問題はい....
「物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
まだそれらを問題として捕捉し解析の俎上に載せうるだけに進んでいないように見える。
流体力学の専門家はその古色|蒼然たる基礎方程式を通してのみしか
流体を見ないから、....
「鐘に釁る」より 著者:寺田寅彦
度である場合にこの種の皮膜ができればそれによって間隙は充填され、その皮膜はもはや
流体としてではなく固体のごとき作用をして、音波が割れ目の面で反射され分散されるの....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
題は、今日でもほとんど昔のままに残されているようである。この現象は単に上を流れる
流体のみならず、地盤となる砂や泥の形質にもよるらしいから、問題は決してそう簡単で....
「空気男」より 著者:海野十三
からプツリと切り放してしまった。さあ大変! 大団円 突風のため、見えざる
流体化した清家博士の身体は、電線にふきつけられて、足首のところからちょん切られた....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
等にではあるにせよ、如何に急速に進歩しつつあるかを注意すれば好い(航空機のための
流体力学の研究・毒ガスのための無機化学的研究・軍艦其の他の兵器のための金属学的研....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
上方に当る方向からの水蒸気の供給が著しかったものと考えられる。結晶は落下の途中、
流体力学の知識から分るように、水平に近い位置を保ちながら落ちて来るはずで、その時....
「アラスカの氷河」より 著者:中谷宇吉郎
に曲がりくねっても、常にならんでいて、互いに交錯することはない。 この性質は、
流体が層状流となって流れるときには、常にあらわれる性質である。
流体が、その粘性に....