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「流派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

流派の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
と生花の法則――生花の方法――花のために花を崇拝すること――生花の宗匠――生花の流派、形式派と写実派 第七章 茶の宗匠 芸術を真に鑑賞することはただ芸術から生....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
竹林房|如成と云う。佐々木入道|承禎と宜く、久しく客となっておりますうち、百家の流派を研精し、一派を編み出し竹林派と申す。嫡男新三郎水没し、次男弥蔵|出藍の誉れ....
後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
で不可解ずくめなんて、ピッタリと君の趣味だぜ」 「なァに、驚く事はないさ。新しい流派の画と云うやつは、とかくこう云ったものなんだよ」法水はやり返して腰を伸ばした....
鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
の妖術も支那が本家だ。南宗画は本来禅から出たもので、形式よりも精神を主とし、慧能流派の称である。ところが妖術の南宗派は、禅から出ずに道教から出た。即ち老子が祖師....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
踏ん張ったものである。「あっ」とまたもや甚内は、声を上げざるを得なかった。日本に流派は数あるが、足を前後に開かずに、左右へ踏ん張るというような、そんな構えのある....
演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
の探究となり、演劇の領域もまた、その影響を受けないわけにいかなかつた。 文学的流派の消長は、そのまま、演劇の面に著しい波紋を投げたことは、既に他の巻において述....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
言師の、泉嘉門の屋敷の庭で恋語りをしている男女があった。 狂言には三つの流派がある。鷺流、和泉流、大蔵流である。ただし現在では鷺流は滅びて、二流だけにな....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
、やはり大なり小なり自然主義を含んで来ている。唯、程度の差を以て作品並びに作家の流派を分ける事になっているのではないか。その意味に於て現在口語ばかりによって、現....
ヒトラーの健全性」より 著者:国枝史郎
、表現派や立体派や構成派などと共に、第一次世界戦争中に起こった、極わめて革命的の流派で、其処には絵画としての伝統は、ほとんど片鱗さえ見ることが出来ず、破壊的、急....
雷同性に富む現代女流画家」より 著者:上村松園
とは出来ません。あたかも混沌の時代の感があります。何々式とか何々型とか随分雑多な流派が生まれては消え消えては生まれております。作家がこうも猫の眼玉のように筆法を....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
如く淵原があって、椿年門とはいえ好む処のものを広く究めて尽く自家薬籠中の物とし、流派の因襲に少しも縛られないで覚猷も蕪村も大雅も応挙も椿年も皆椿岳化してしまった....
良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
ぬものが次々と生じ、そこに俗健の大量販売は当然に生まれて来るのである。それならば流派、宗派に囚われるものは、必ず俗道に堕落し、必ず俗書を生むかといえば、さように....
「にんじん」とルナアルについて」より 著者:岸田国士
いた。 彼は、自己を知ることによって、自己を護り、彼とまったく対蹠的と思われる流派の天才を、それが彼に感動を与えるという理由によって、讃嘆し、敬慕した。ヴィク....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
に傑作の多いことでも分るのである。そうした最新流行の、しかも歌界の全般から見れば流派的な傾向を以て勅撰集の選歌標準に立てるというようなことは、どうして生じて来た....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ぬ。かくてもとの流れは比較的簡単な俗法師の徒から出でても、その末ははなはだ多くの流派となって、多くは別々の名に呼ばれ、もとの声聞という総括的の名称は次第に失われ....