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浄机
「浄机〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浄机の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「懶惰の歌留多」より 著者:太宰治
一輪を、強く、大事に、育てて行こうと思いました。 ほ、蛍の光、窓の雪。 清窓
浄机、われこそ秀才と、書物ひらいて端座しても、ああ、その窓のそと、号外の鈴の音が....
「パウロの混乱」より 著者:太宰治
のである。甚だ、いい加減に読んでいる。こんど、今君の勉強に刺戟されて、一夜、清窓
浄机を装って、勉強いたした。 「義人は信仰によりて生くべし。」パウロは、この一言....
「文士の生活」より 著者:夏目漱石
の気に入らぬ物なら、何万円の高価な物でも御免《ごめん》を蒙《こうむ》る。 明窓
浄机《めいそうじょうき》。これが私の趣味であろう。閑適を愛するのである。 小さ....
「国会図書館のこのごろ」より 著者:中井正一
交渉、訓練等々目のまわるような忙がしさで、一日が終わってしまう。閑日月の中に明窓
浄机で本を読む世界と遠く離れた世界である。一冊も本を読めない私の一日が、副館長の....
「国会図書館の窓から」より 著者:中井正一
てきているのである。 こんなに書いていってみると、もはや本を読むということは、
浄机明窓で静寂境の楽しみどころではなくして、私にとっては一つの大工場である。その....