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浄罪
「浄罪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浄罪の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
童貞《どうてい》少女《しょうじょ》が、「奉公の死」を遂げた話や、パトリック上人の
浄罪界《じょうざいかい》の話を経て、次第に今日の使徒行伝《しとぎょうでん》中の話....
「野分」より 著者:夏目漱石
かしこの煩悶を経過しないと自分の存在を生涯|悟《さと》る事が出来ないのです。この
浄罪界に足を入れたものでなければけっして天国へは登れまいと思うのです。ただ楽天だ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
短剣があったのです。だがしかしだ、儂は、苦行者でも殉教者でもない。むしろそういう
浄罪|輪廻の思想は、儂にではなくファウスト博士に云ってもらいたいものだ」とレヴェ....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
祈りを上げる――「悩み嘆く魂のために安らけき時を与え給え。犯せる罪を浄めるために
浄罪の時を与え給え。――神の怒りは火となりて我らの五体を焼き給うとも我らは永劫に....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
のですが、そんな必要はありませんでした。隼二郎氏が真面目にやっているのですから、
浄罪的な立派な仕事ですよ」 妖説八人芸 一 昼の海は賑....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
あのお部屋へ参ろうではございませんか。……あのお部屋へお母様をお連れして、懺悔と
浄罪とをさせようため、十年ぶりにこのお葉は、帰って来たのでございます!」 「お葉....