浅香山[語句情報] » 浅香山

「浅香山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

浅香山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俊寛」より 著者:菊池寛
一通り覚えてしまうと、俊寛は、よく妻を砂浜へ連れて行って、字を書くことを教えた。浅香山の歌を幾度となく砂の上に書き示した。 妻は、その年のうちに、妊娠した。こ....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
咲くやこの花|冬籠、今を春へと咲くやこの花。 侍女四 若様、私も存じております。浅香山を。 公子 いや、そんなのではない。(博士がおきたる書を披きつつ)女の国の....
源氏物語」より 著者:紫式部
字をぜひ私に見せていただきたい。 ともあった。例の中に封じたほうの手紙には、浅香山浅くも人を思はぬになど山の井のかけ離るらん この歌が書いてある。返事、....
源氏物語」より 著者:紫式部
踏みしだく山河を導べしがてらまづや渡らん それが許されましたなら影さえ見ゆる(浅香山影さへ見ゆる山の井の浅くは人をわれ思はなくに)の歌の深い真心に報いられると....