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浜口
「浜口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浜口の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
破れ靴やボロ布や雑巾が頭と擦れる位の高さにぶら下げてあり、その一つの赤い布には「
浜口雄幸氏三高時代愛用の褌」と御丁寧に木札がついていた。 (莫迦々々しい、何も浜....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
景気になってしまった。 皇室では内帑《ないど》を御|約《つづ》め遊ばすという。
浜口蔵相は大整理を断行するという。銀行は大合同になりそうだという。復興債券が売れ....
「容貌」より 著者:太宰治
あるいは「荘厳」あるいは「盛観」という事を心掛けるより他に仕様がないようである。
浜口雄幸氏は、非常に顔の大きい人であった。やはり美男子ではなかった。けれども、盛....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ている。四百米リレーでも、マクレンはあんまり得意の種目ではない百米で、百米専門の
浜口を二米ぬいて、寄せつけなかった。タイムでどうこういうのでなくて、相手次第、せ....
「選挙漫談」より 著者:黒島伝治
その何れかを──している。平常でも政治の話をやりだすと、飯もほしくないくらいだ。
浜口雄幸がどうしたとか、若槻が何だとか、田中は陸軍大将で、おおかた元帥になろうと....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
言だ、取り消せ”とか何んとか、幾人もの天皇護持者連中にまくしたてられたので、私は
浜口さんの“野坂中尉と中西伍長”よりの天皇制問題の処をあの儘受売り、ついでにガン....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
大臣、高橋大蔵大臣、渡辺教育総監に対して、深厚なる弔意を表示すべき義務を感ずる。
浜口|雄幸、井上準之助、犬養毅等数年来暴力の犠牲となった政治家は少なくないが、是....
「人の首」より 著者:高村光太郎
団十郎が頭に残っている。今の政治家は誰も知らないが、写真で見ると、高橋是清氏と、
浜口雄幸氏とが面白い。
浜口氏の首はいつか作ってみたいと思って覗っている。此人は彫....
「泡盛物語」より 著者:佐藤垢石
な家を借りて住んだのである。私は、毎日毎日職探しに市中へ出て行った。 なにしろ
浜口内閣の不景気政策が、充分に効き目を現わした後の世の中であったから、産業が不振....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
…」 だが、抜けるどころか、一年ならずして親父には死なれ、待望の米価は、ことに
浜口緊縮内閣の出現によって一俵七円に下り、繭のごときは一貫二円という大下落で、こ....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
「東京朝日」「北海タイムス」を取っているものは、市街地をのぞくと、佐々爺だけで、
浜口、田中、床次、鳩山などを、自分の隣りの人のことよりも、よく知っていた。今度床....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
通有であって、二葉亭に限らず同年配のものは皆国士を理想とした。本党の床次、現閣の
浜口、皆学校時代から国士を任じていた。当時の青年が政治に志ざしたのは皆国士を標的....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。藤田代理公使の歓迎をかたじけのうし、日本料理をもって饗せらる。館員馬場称徳氏、
浜口光雄氏に面会し、記念のために二回撮影す。満園の春色、欄干に映じ来たる。細雨粛....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
持っておることは、今更言をまたないところであります。われわれはかつて凶刃に倒れた
浜口元民政党総裁が、議会の要求に応じて病を押して出席し、遂に倒れて行った態度と対....