浜防風[語句情報] »
浜防風
「浜防風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浜防風の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
した。浜そのものは虹ヶ浜の方が清潔であるし広いし遠浅でようございますね。この頃は
浜防風のとうがたって、丸い手毬《てまり》のような実をつけている、実を覚えていらっ....
「智恵子の半生」より 著者:高村光太郎
純な態度と、無欲な素朴な気質と、限りなきその自然への愛とに強く打たれた。君が浜の
浜防風を喜ぶ彼女はまったく子供であった。しかし又私は入浴の時、隣の風呂場に居る彼....
「健康三題」より 著者:岡本かの子
二週間ほどの滞在中一度だけ私は娘を散歩に連れて出てやった。日の当る砂丘の蔭に
浜防風が鬱金色の芽を出していた。娘は細い指先でそれを摘まみ集めながら私にいった。....