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浦路
「浦路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浦路の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
てゆく資質の傾向も独特で、例えば同じ文芸協会に女優として入った上山草人の夫人山川
浦路の気質などとは、対蹠的であったと思われる。山川
浦路は、文芸協会が創られた時、....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
」云々というのが此短歌にも出ている。「障る」は、障礙のことで、「百日しも行かぬ松
浦路今日行きて明日は来なむを何か障れる」(巻五・八七〇)にも用例がある。 この....
「千世子」より 著者:宮本百合子
色の光りものが目先をとんで廻った。耳なりがするそうぞうしい音の中にヘッダの科白が
浦路の声でひびいて来ると思えば鴈次郎の紙治のまつわる様なこえがひびいて来る。今日....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
それを見せては、弱身になってつけこまれると思ったから、さも隣室に人ありげに、
「
浦路《うらじ》や、
浦路! 桔梗《ききょう》! これ、桔梗はいないの? ちょっと起....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
うとする気運が旺《さかん》であったということも時代の空気だったのでしょうね。上山
浦路(草人の妻)は女子学習院出身で、学校は除名した由。そんな時代。
福田英とい....
「松井須磨子」より 著者:長谷川時雨
おっと》の上山草人《かみやまそうじん》氏と御夫婦しておなじ協会の生徒であった山川
浦路《やまかわうらじ》氏の談話によると、生徒時代から須磨子は努力の化身のようで、....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
さこそ心細かりけめ、三月《やよい》の末の事なれば春も既に暮れぬ。海上遥かに霞こめ
浦路の山も幽《かすか》なり。沖の釣船の沈の底に浮き沈むを見給ふにも、我身の上とぞ....