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「浮出る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

浮出るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
風流仏」より 著者:幸田露伴
日は没りて東窓の部屋の中やゝ暗く、都ての物薄墨色になって、暮残りたるお辰白き肌|浮出る如く、活々とした姿、朧月夜に真の人を見る様に、呼ばゞ答もなすべきありさま、....
森の絵」より 著者:寺田寅彦
の粗末な額縁の中にはあらゆる幼時の美しい幻が畳み込まれていて、折にふれては画面に浮出る。現世の故郷はうつり変っても画の中に写る二十年の昔はさながらに美しい。外の....