浮塵子[語句情報] » 浮塵子

「浮塵子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

浮塵子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮動する地価」より 著者:黒島伝治
りつけた田植縄の代りに木製の新案特許の枠を持って来た。撥ね釣瓶はポンプになった。浮塵子がわくと白熱燈が使われた。石油を撒き、石油ランプをともし、子供が脛まで、く....
善蔵を思う」より 著者:太宰治
萱で添木を作ってやった。枯れた葉を一枚一枚むしりとってやった。枝を剪んでやった。浮塵子に似た緑色の小さい虫が、どの薔薇にも、うようよついていたのを、一匹残さず除....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
係ではなくして、育ての親と、育てられる子との関係でありました。 ある年のこと、浮塵子《うんか》が多く出て、米がみんな食われてしまうといって、農民たちが騒ぎ出し....