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浴ぶ
「浴ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浴ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
肌《はだ》を洗うのが常であった。彼はまだ朝日のささない内に、女たちと一しょに水を
浴ぶべく、遠い上流まで熊笹の中を、分け上《のぼ》る事も稀《まれ》ではなかった。
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「天守物語」より 著者:泉鏡花
や、や、や、――激しき人声、もの音、足蹈。―― 図書、もとどりを放ち、衣服に血を
浴ぶ。刀を振って階子の口に、一度|屹と下を見込む。肩に波打ち、はっと息して※とな....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
で、どの本にも書いてないけれども、この、大将の敵を前にした泰然《たいぜん》たる入
浴ぶりに、全軍の士気大いにあがり、それがひいては勝敗を決定して、徳川の礎を据えた....
「誓之巻」より 著者:泉鏡花
眠られません。眠られません。上杉さん、私、頼みます、秀、秀。」 予は頭より氷を
浴ぶる心地したりき。折から風の音だもあらず、有明の燈影いと幽に、ミリヤアドが目に....