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「海北〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

海北の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
たしてどうなることだろう? で、黙っているのである。 狩野永徳の唐獅子の屏風、海北友松の牡丹絵の襖、定家俊成の肉筆色紙を張り交ぜにした黒檀縁の衝立、天井は銀箔....
余齢初旅」より 著者:上村松園
であった。静かな航海であった。昼食はそれでも船の中で終えて、それから上陸すると上海北四川路にある新亜細亜ホテルに落着いた。それから皆と一緒に上海の街を自動車でみ....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
寧んじ居るに遑あらず、東、毛人を征する五十五国、西、衆夷を服する六十六国、渡りて海北を平ぐる九十五国、王道融泰、土を廊き畿を遐くす云々。 この国書なるものが、....
雨の宿」より 著者:岩本素白
雨で、近まの寺々の苔の色を見て歩いてもよい京都である。幸い博物館には、思いがけず海北友松の特別展覧会が開かれても居る。祇園の石段を上って、雨に煙る高台寺下の静か....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
に彼の好き不好があった。梁楷の豪健な筆触は、剣の眼から観ても巨人の力をうけるし、海北友松は根が武人であるだけに、晩年の節操も、画そのものも師とするに足ると思った....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
善クス。世ニイフ所ノ二刀流ノ祖ナリ。平安ノ東寺観智院ニソノ画有リ、山水人物、法ヲ海北氏ニ習フ。気豪力沈」 と、みえ、また「近世逸人画史」には、 「武蔵、肥前小....