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海印
「海印〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海印の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
。そういう病症を癒すに別の処方のあろうはずはない。やはり夢には夢を与えるに限る。
海印三昧ということを鶴見はしきりに考えている。仏が華厳を説いたのはその
海印三昧を....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
や看板が支那式に濃厚に原始色的にあくどく大きく高いことは! などと概括的に「上
海印象」を書いたところで面白くあるまい。 よろしい、僕が体験した上海での出来事....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
「いつか暮れたな、春の日も」 「オ。……晩鐘が鳴っておりまする」 「光明寺か、
海印寺の鐘か」 「どこぞ里の旅籠で一夜をお待ちなされますかな、それとも」 「いや....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
った。 従者には、中院ノ雑掌俊秀と天見ノ五郎常政を連れ、ふたりを案内に、山崎の
海印寺から一里半ほど北へのぼっていた。 「このあたりが、もう大江の山です」 と....