海参[語句情報] » 海参

「海参〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

海参の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
めてこれを釈《と》いた。ホヤは仙台等の海に多く、科学上魚類に近い物ながら、外見|海参《なまこ》に酷似す。イズシは貽貝《いがい》の鮓《すし》で、南部の方言ヒメガイ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
車|福特号にはちとおどろかされる。 支那町|傅家甸の新世界で、川鮑魚湯だの葱焼海参だのと呼号する偉そうできたない食を喫したのち、私たちは不可解な腕車をつらねて....
幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
―― 「どんな御馳走だろうな。珍奇な物でも差支えない。豚のロースの葛掛や粉海老の海参じゃあんまり平凡だ。乃公は是非とも彼等の食い物を『竜虎闘』にしたい。しかし『....
食道楽」より 著者:村井弦斎
これも野菜と肉類を色々に料理したのが四色、四大盤といって東坡肉《とうばにく》やら海参《なまこ》やら鴿《はと》のようなものを盛ったのが四色、四点心といってこれは魚....