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海楼
「海楼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海楼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、目白へかえるのに大塚終点までよく来たので、独特な視線であのあたり眺めました。山
海楼という大きい支那料理やが出来ていました。 九月十二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
て駕籠をすえると間もなく大店《おおどこ》のご隠居のようなのが、大急ぎで品川の『観
海楼《かんかいろう》』まで。観
海楼へ送りこむと、また赤羽橋まで取って返す。駕籠を....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
し、つぎに五百羅漢、道教寺院、仏教寺院、陳氏祖廟、富豪墓所等を一巡し、丘上なる鎮
海楼(五層楼)上にのぼりて休憩し、小餐を喫す。楼上にありて一望するに、カントン全....
「句合の月」より 著者:正岡子規
人の書生が友達を送る処に変った。剣舞を出しても見たが句にならぬ。とかくする内に「
海楼に別れを惜む月夜かな」と出来た。これにしようと、きめても見た。しかし落ちつか....