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海権
「海権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海権の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
世紀で終ったのです。強大な実力を有する国家がヨーロッパにしかない時代に、英国は制
海権を確保してヨーロッパから植民地に行く道を独占し、更にヨーロッパの強国同士を絶....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
路を東に向け直したのだった。先ず手近かの、グアム島を占領して、これで西太平洋の制
海権を収めると、いよいよ艦隊は、最後の一戦を交える準備として、南洋群島へ引上げ、....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
朝鮮の水師に敗れ、なかなかの苦戦をして居る。今|若し優秀強大な艦隊が朝鮮海峡に制
海権を握るならば、遠征の日本軍は後方との連絡を絶たれ、大敗したかも知れない。バル....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
ズであった。ホッブズに先立つエリザベス時代は、イングランドがヨーロッパに於ける制
海権を握り植民地貿易企業には莫大の利潤をあげ得た、商業資本主義の大規模な発達時代....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
ラムのベーコンによってだと云われている。処がベーコンは、旧教徒を抑えスペインの制
海権を奪った新興階級のイデオローグに相応わしからぬ、中世的・旧教的・スコラ的・な....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
、もはや英領インドの末路がここに現われ来ったものであるというてよい位です。
制
海権を握られたる海の上の戦争も確かに怖いけれども、ヒマラヤ山のごとき世界の金城鉄....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の根拠でもあって、それが吉野朝の命に従っているので、東は東海道、西は瀬戸内海の制
海権はむしろ吉野方にあったためである。こうした政治的・地理的な事実が背景となって....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
力を求めて遠くこれを北方に撃攘し、艦隊は進んで敵の太平洋艦隊を撃破し以て極東の制
海権を獲得する……」という作戦方針の下に行なわれたのである。武力を以て迅速に敵の....