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海苔粗朶
「海苔粗朶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年」より 著者:芥川竜之介
の船や鴎はどこから来、どこへ行ってしまうのであろう? 海はただ幾重《いくえ》かの
海苔粗朶《のりそだ》の向うに青あおと煙っているばかりである。……
けれども海の....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
けの正面、霧の綾も遮らず目の届く処に角が立った青いものの散ったのは、一軒飛離れて
海苔粗朶の垣を小さく結った小屋で剥く貝の殻で、その剥身屋のうしろに、薄霧のかかっ....