海豹島[語句情報] »
海豹島
「海豹島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海豹島の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
かいう逸話以外に、彼はまたさまざまな冒険譚《ぼうけんだん》の主人公であった。まだ
海豹島《かいひょうとう》へ行って膃肭臍《おっとせい》は打っていないようであるが、....
「中味と形式」より 著者:夏目漱石
《うま》く行かないからはなはだ御気の毒です。ただいまは高原君が樺太旅行談つけたり
海豹島《かいひょうとう》などの話をされましたが実地の見聞談で誠に有益でもあり、か....
「黒猫」より 著者:島木健作
しまった感じを受けた。殆ど精神的な感動とさえいってよかった。 同じ記事のなかに
海豹島のオットセイの話も出ていて、これは大山猫とは全然正反対な、生めよ殖せよの極....
「海豹島」より 著者:久生十蘭
てである。北風独特の軋るような呻き声は、いまから二十数年前、氷と海霧にとざされた
海豹島で遭遇したある出来事を思い出させる。子供たちはとっくに寝床にゆき、広すぎる....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
に及ばず可決、それから誰いうとなくロッペン団なるものが出来あがった。オホツク海は
海豹島に三十万羽も羽ばたいているというロッペン鳥を聯想して、吾々の六人をもじった....