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「海軍大臣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

海軍大臣の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、その余波もくらった形に見える。 小磯内閣の退陣に当たり印象に残ったのは、米内海軍大臣の朗々たる声と率直な物の言い方、杉山陸軍大臣の年齢に似ぬ元気な、そして円....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
攻め立つるまだ無経験の海軍少尉を、身にしみて聞き惚るる浪子は勇々しと誇りて、早く海軍大臣かないし軍令部長にして海軍部内の風を一新したしと思えるなり。 「本当にそ....
超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
爵だ。七十幾歳というのに五十か六十ぐらいにしか見えない。嘗ての日露戦争時代に、陸海軍大臣がハラハラするくらい激越な強硬外交を遣っ付けた男で、この男の一喝に遭うと....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。これぞ赤きコミンテルンの国、ソビエト連邦の密使であって、元海軍人民委員長という海軍大臣と軍令部長とを一しょにしたような要職にいた軍人であった。 「ハバノフさん....
社会時評」より 著者:戸坂潤
に発した請訓は、海軍次官・軍令部長・軍事参議官列席の上で賛同を得たものであって(海軍大臣渡英中)その間何等統帥権干犯というようなことは絶対にないということ。第四....
待呆け議会風景」より 著者:宮本百合子
のだろう。ラジオを大きくしろ、ラジオを! とせき込んだ年よりの声もする。 吉田海軍大臣の声も、華やかなところはないが、聞きなれて来ると不明瞭ではなかった。 ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
祝し、ローマに(ローマ教会に)対抗したフランスの第一人者だったことを祝した。ある海軍大臣は、艦隊を浄化しカトリック派を憤慨させるため、戦闘艦にエルネスト・ルナン....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
レルモン・トンネール氏はツールーズの司教であって、しばしばパリーにやってきて、陸海軍大臣だったことのある甥《おい》のトンネール侯爵の家に滞在した。彼は快活な背の....
回想録」より 著者:高村光太郎
洲の風貌を主張したらしい。伊藤(博文)さんなどは陸軍大将の服装がいいと言ったが、海軍大臣をしていた樺山さんは、鹿児島に帰って狩をしているところがいい、南洲の真骨....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
いられない。 とにかく日本の科学の結晶が、この四隻の軽巡洋艦である。そして山本海軍大臣は、極秘の命令を出して、いやが上にも、「早く早く。」と、工事を急がしてい....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
してならんでいる。ところどころ赤い飾りのある軍装の憲兵が警戒している。その中央を海軍大臣の御案内で、大統領閣下は燕尾服に赤い広幅の勲章のリボンを斜めに飾って、令....