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海酸漿
「海酸漿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海酸漿の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「足迹」より 著者:徳田秋声
ておいても、お尻の寒いようなことはなかった。お庄は薄暗くなった溝際にしゃがんで、
海酸漿を鳴らしていた。 そこへ田舎から上野へ着いたばかりの父親が、日和下駄をは....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
はたと煽いで呼ばるる。……毎年顔も店も馴染の連中、場末から出る際商人。丹波鬼灯、
海酸漿は手水鉢の傍、大きな百日紅の樹の下に風船屋などと、よき所に陣を敷いたが、鳥....
「源氏物語」より 著者:紫式部
で言ったものであると自身ながらおかしくなって笑っている顔の色がはなやかに見えた。
海酸漿のようにふっくらとしていて、髪の間から見える膚の色がきれいである。目があま....