海鼠腸[語句情報] » 海鼠腸

「海鼠腸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

海鼠腸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
てながら、牧野の酒の相手をした。二人の間の茶ぶ台には、大抵《たいてい》からすみや海鼠腸《このわた》が、小綺麗な皿小鉢を並べていた。 そう云う時には過去の生活が....
小説 円朝」より 著者:正岡容
は、ボーッとなって聞き惚れていた。 その晩、かえってくると師匠はからすみだの、海鼠腸《このわた》だの、鶫《つぐみ》の焼いたのだの、贅沢なものばかりいい塗りの膳....
妾宅」より 著者:永井荷風
もむろ》に膳の上を眺める。 小《ちいさ》な汚《きたなら》しい桶《おけ》のままに海鼠腸《このわた》が載っている。小皿の上に三片《みきれ》ばかり赤味がかった松脂《....
食道楽」より 著者:村井弦斎
》 三・六八 六九・二五 二一・七六 五・三一海鼠腸《このわた》 七二・四九 八・八四 二・六九 ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
いますし、松魚《かつお》の塩辛《しおから》の事は酒盗《しゅとう》という位ですし、海鼠腸《このわた》や海胆《うに》も酒を酔わせます。もっとも海胆は腸でありません。....