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海鼠餅
「海鼠餅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海鼠餅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
て停止したままの状態を示していた。その停止している所は、舌の先のようで、お正月の
海鼠餅《なまこもち》の格好だ。ただ比較にならぬほど長くて幅が大きいのである。雪解....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
大豆を生のまま碾臼《ひきうす》で挽《ひ》いてそれを二升に五|勺《しゃく》位な割で
海鼠餅《なまこもち》に搗き込みますと乾きが悪うございますけれども、カキ餅にして焼....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
を上り、市ヶ谷小学校の前からぶら/\と電車通りを歩いていたのだが、いつかあの白い
海鼠餅を組立てたような、牛込第一の大建築だという北町の電話局の珍奇な建物の前をも....