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「涅槃経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

涅槃経の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
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最終戦争論」より 著者:石原莞爾
めの武力の発動が皇国の戦争である。 最も平和的であると信ぜられる仏教に於ても、涅槃経に「善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾槊を持....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
い。憐れむべき清潔法だ。孔孟の教えは経済だ。共に人心を導くに足りぬ! 因果経よ、涅槃経よ、仏教こそは讃美べきかな。……恥ずべきは人の世だ。戦国の世の浅ましさ、一....
易の占いして金取り出したること」より 著者:南方熊楠
がそこを掘って、果たして金を得たそうだ。 やや似た話はインドにもあり。 『大般涅槃経』七に、「善男子よ、かくのごとし。貧しき女人の舎内に多くの真金の蔵あり。家....
十二支考」より 著者:南方熊楠
分の血統を重んずる一事が人畜間の距離絶大なるを示す所以《ゆえん》だから。 『大般涅槃経』に馬|獅《しし》の臭いを怖るといい、『十誦律毘尼序』にはその脂を脚に塗ら....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ょう》して弥勒の下生《げしょう》を待つ所を、耆闍崛山《ぎしゃくつせん》とするは『涅槃経後分』に基づき、鶏足山とするは『付法蔵経』に拠る(『仏祖統紀』五)。『観弥....
ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
熟のものにのみ許されたこと楞迦経《りょうがきょう》に明かである。これとても最後|涅槃経《ねはんぎょう》中には今より以後|汝等《なんじら》仏弟子の肉を食うことを許....
十二支考」より 著者:南方熊楠
これを知らば神をしてその所願を成就せしめ得と信じ、章安と湛然《たんねん》の『大般涅槃経疏《だいはつねはんぎょうそ》』二には、呪というはその実鬼神の名に過ぎず、そ....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
の他の華厳経、大日経、観経を初め、已、今、当の一切の経は不了義経である。しかるに涅槃経によれば、依とある。 それ故に仏の遺言を信じるならば、専ら法華経を明鏡と....
親鸞」より 著者:三木清
壬申よりわが元仁元年甲申にいたるまで、二千一百八十三歳なり。また賢劫経、仁王経、涅槃経等の説によるに、すでにもて末法にいりて六百八十三歳なり。」仏滅の年について....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
がある。三井園城寺大日経真言梵本一冊、河内金剛寺普賢行願讃一冊、高野山無量寿院大涅槃経一軸がある。いつか刊行したいと思っております、四天王寺に貝葉梵本があるとい....
孔子」より 著者:和辻哲郎
も、滅後百年か二百年はたっているであろうと思われる。律の大品、小品、長部の『大般涅槃経』などにある物語は、アショカ王より古いとは思われない。もっとも釈迦に関して....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
大仏名経十六巻。 金字大品経一部。 金字大集経一部。 南本涅槃経一部四十巻。 四分律一部六十巻。 法励師四分疏五本各十巻。 ....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
は誰でも、人格完成の種子を、生れながらに持っている(一切衆生ことごとく仏性あり〔涅槃経〕)と仏教は説くのであります。人格完成と言っても、ただの人格完成の程度でな....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
正法を護るをもって乃ち大乗と名づく。正法を護る者は正に刀剣器杖を執持すべし。」(涅槃経) 3 「兵法|剣形の大事もこの妙法より出たり。」(日蓮聖人) このよう....