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消え方
「消え方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
消え方の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寒の夜晴れ」より 著者:大阪圭吉
てしまったかのように、影がうすれ、遂にはすっかり消えてしまっているのだ。 その
消え方たるや、これが又どう考えてもスキーの主に羽根が生えたか、それとも、あとから....
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
一 ゆらりとひと揺れ大きく灯ざしが揺れたかと見るまに、突然パッと灯りが消えた。奇怪な
消え方である。 「……?」 対馬守は、咄嗟にキッとなって居住いを直すと、書院の....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
とか言って、菜の花桃の花のちらちらする野山を廻った、風情ある女の年中行事も、今は
消え方になっている。 そんなに遠くは行かぬ様に見えた「山ごもり」「野あそび」にも....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
家具も無ければ、重要な書類も置いてない。随って女の訪問の理由も、その突然不思議な
消え方をした理由も解せなかった。 『手紙も来なかったか?』 『ええ今しがた一通来....