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消つ
「消つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
見えた。平典侍が言った。 「伊勢の海の深き心をたどらずて古《ふ》りにし跡と波や
消つべき ただの恋愛談を技巧だけで綴《つづ》ってあるような小説に業平朝臣《な....
「源氏物語」より 著者:紫式部
十分に惹かれて源氏の策は成功したわけである。 「鳴く声も聞こえぬ虫の思ひだに人の
消つには消ゆるものかは 御実験なすったでしょう」 と宮はお言いになった。こん....
「源氏物語」より 著者:紫式部
か、短くはあったが玉鬘は書いた。 心もて日かげに向かふ葵だに朝置く露をおのれやは
消つ ほのかな字で書かれたこの歌に、同情を持つ心の言ってあるのを御覧になって、....