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消毒剤
「消毒剤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
消毒剤の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
いたみどりが顔を出した。 「ここに、鉛筆で使用法を書いときましたから、大急ぎで、
消毒剤を填めて、皆に附けてあげて下さい」 「弦三、お前まだどっかへ行くのかい」 ....
「蠅男」より 著者:海野十三
中に入ると、不思議とあの変な臭気は薄れた。そしてそれに代って、ひどく鼻をつくのが
消毒剤のクレゾール石鹸液の芳香だった。 「ここ病院の古手と違うか」 「あほぬかせ....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
してアルコールと、ニコチンと、阿片と、消化剤と、強心剤と、催眠薬と、媚薬と、貞操
消毒剤と、毒薬の使い方を教えて、そんなもののゴチャゴチャが生み出す不自然の倒錯美....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
れ、隙間隙間には目ばりを施し、その内側へはカーテンを二重に張り廻し、天井は天井で
消毒剤が一面に撒いてあるのだった。マスクのない代りに、一時|凌ぎの瓦斯避難室を作....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
うです。しかし食べられるものにするためには、三度消毒して、十八円かかるそうです、
消毒剤の払底がひどい由。白菜を蒔きまき市次郎曰ク「ハア薬がなくて心配なこった」、....
「怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
。 鞄の中から、いろんな怪しい道具を取出した。それは外科手術用の鋸や、メスや、
消毒剤などだ。メスを握り、白衣の腕をまくり、大男の屍骸に居ざりよって、 「久しぶ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
りますけれども戦地ではその事を実行出来ない場合もありましょう。生水を飲む時は必ず
消毒剤とともに飲まなければなりません。しかし人は習慣次第で生水を飲まないでも済む....