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消火栓
「消火栓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
消火栓の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
。」
「いえ、こちらへ上がったのは水道の鉄管を抜けてきたのです。それからちょっと
消火栓《しょうかせん》をあけて……」
「
消火栓をあけて?」
「旦那《だんな》はお....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ら、燃えあがる建物めがけて、驀進していった。二人の消防手は、いつの間にか、舗道の
消火栓の前で、力をあわせて、重い鉄蓋をあけようと試みていた。 郊外へ遁げようと....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
なって泥坊の徘徊には不便である。第三には、この風呂屋ができてから門前に近く新たに
消火栓が設けられた。もっとも、これは近くに高官の邸宅があるおかげかもしれない。 ....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
ことが発見されている。ともかくも、この種の研究を充分に進めた上で、消防署の配置や
消火栓の分布を定めるのでなければ決して合理的とは言えないであろうと思われる。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
諜報をうけて、 「また、大変だ」と、宦官らはあわてた。――だが、危険になると、
消火栓のような便利な手がある。何進の妹の何后へすがって泣訴することであった。 「....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
いってよい。その技術というなかには、隊の組織や報知機関の完備、機械の精巧さとか、
消火栓の配置とか、道路のとりひろげとか、なおいろいろの要件がふくまれているが、屋....