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「消耗品〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

消耗品の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本脱出記」より 著者:大杉栄
った。 活版刷りだ。「酒保売品品目および価格」と大きな活字で刷って、その下に「消耗品」と「食品」との二項を設けて、いろいろと品物の名や値段を書きつけてある。 ....
ソヴェトの芝居」より 著者:宮本百合子
ゃ映画製作は、計画的生産だってきいたが、そうか? ――鉄、石炭、麦、靴のような消耗品に至るまでソヴェトはすべての生産を計画的にやっている。映画みたいな芸術的生....
ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
産部門が、AとBに分れている。Aは生産手段を製造する重工業部門の発展計画だ。Bは消耗品をつくる軽工業の拡大計画。 先ずAを見ると、大体こういうことになっている....
五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
原料が足りない。軽工業生産品が出来ないから、したがって農民の買わなければならない消耗品が欠乏する。こんな不自由はいよいよ馬鹿らしいと、農民は、益々播種面をちぢめ....
観る人・観せられる人」より 著者:宮本百合子
の境遇さながら、最もおくれた感情内容を最新の経済と科学の技術で結び合わした情熱の消耗品がうりだされている現実である。 詳細にみると、映画においてはその技術的前....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
う短文がある。満州の不具の小さい女の子ばかり集めて「満蒙毛織」会社は生産に必要な消耗品である、古新聞再生をやらせている、そこの見物記である。「十歳から十二三歳位....
祭日ならざる日々」より 著者:宮本百合子
いうのであろうか。 銃後の婦人に求められている緊張、活動とその性質と、これらの消耗品との性質を対比したとき、私たち女の胸に快き納得を実感することはいささかむず....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
がなかった。しかし暇のないことよりも最大の原因は、日本の政府が人民の命をどんなに消耗品の一つとしてしか見ていなかったかということにある。『主婦之友』の或る号を見....
平和への荷役」より 著者:宮本百合子
同調し、その範囲で日本の資本主義を強化してゆくために、兵としての人民は重要な軍需消耗品である。自身の繁殖力によって消耗を自動的にカバーしてゆく消耗品である。日ご....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
。現実に公定価格の配給食料で生命が保てるのは辛じて三分の一ヵ月である。しかも日常消耗品のすべては配給では間に合わない。せっけん、紙に至るまで。配給を円滑にするた....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
がある)・職を擲って着役せねばならぬかも知れぬ不安・そして最も手近かなのは経済的消耗品となることの不安(大衆課税、物質騰貴、其の他)・つまりそうした結局は経済生....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
けでしょうね。大したことです。文学者はどうするでしょう、何故なら書籍は弾丸で即ち消耗品であってよいかもしれませんが、文学は消耗品でも破壊力でもありませんから、そ....
科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
くものが外国文化摂取の際往々にして現われる。日本のインテリで邦語の出版物は日常の消耗品のように読む人でも、外国語の書物を何等か古典のように「文献」として読む人は....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
の普通車を使用してすら、その買入費の消却と、その金利と税金、運転士給料、車庫料、消耗品とガソリン代等を合算すれば、一日当り平均十二、三円となる。中村屋の経験では....