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消費組合
「消費組合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
消費組合の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
信吉は、ちょっとわるくない心持になって、パンを食い食いブラリと先のコムナール(
消費組合販売所)へよって見た。モスクワ市中で食糧品は野菜から魚肉類まで大抵コムナ....
「乳房」より 著者:宮本百合子
のために基金を集めるというような活動をすることは概して進まず、綱やのお花さんが、
消費組合の即売会に誘って行った同じ長屋の神さんから、二十銭足らずあつめただけであ....
「正月とソヴェト勤労婦人」より 著者:宮本百合子
させちゃ置かぬ。 ――この頃はどうなんだ? ましか? ――ずっと増しだ。第一
消費組合の店は土曜日、日曜日、例えばメーデーの前日、酔っ払う可能の多い日は一切酒....
「ひとごとではない」より 著者:宮本百合子
ない。彼女は工場で工場委員会の文化委員をつとめ、町ソヴェトの役員で、ガッチリした
消費組合員、労働組合員であるのが決して珍しいことじゃあないんだ。ソヴェトでは、誰....
「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
計画によってつくられた町だ。 明るい、電化された大工場を中心に共同食堂がある。
消費組合売店ではラシャの布地まで扱っている。托児所、学校、|革命の家《コンムーナ....
「近頃の話題」より 著者:宮本百合子
余裕ない作家の生活援助のために保健費を出したり、原稿料の一部の前借を計らったり、
消費組合をもって燃料、織物などの共同購入の便宜を計らっていた。一九三〇年頃には便....
「一九四六年の文壇」より 著者:宮本百合子
を十分理解して書いているし、その左翼グループから歴史的見とおしの上で対立して学生
消費組合の運動の方向へ移り、組合主義、経済主義に陥っていってしまった一団の学生た....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
ればならず、又事実そうなって来つつあるのである。左翼の政党・労働組合・農民組合・
消費組合・文化団体等々・及び進歩的な分子を持つ工場など・の機関紙としての諸新聞紙....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
らないが。それから松岡義和氏は私の親しい友人の一人で、哲学の教授だったが、前から
消費組合運動の実際に携っている。田舎の官立高等学校で我慢出来ずに京都へ飛び出して....
「「乳房」創作メモ」より 著者:宮本百合子
するのにはどうするか、 十二月から十九日までの被害、その対策、報告を分タンして
消費組合からしょうゆのこと 米を二本 「お父さんお母さんたちに相談して貰いたいと....
「露西亜の実生活」より 著者:宮本百合子
団)、官僚主義を掃蕩するための軽騎隊などを組織して、工場内ばかりでなく住宅問題、
消費組合の問題を扱っている。 例えば今年の秋の初め、野菜が非常に配給困難に陥っ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
日ごろ伊豆行。ひさは七日位にかえります。あとには人をさがしていますが、出来る迄、
消費組合関係のひとで派出婦をやっている人を暫くたのみます。
お約束の表を、二十....
「火の扉」より 著者:岸田国士
で共同に使うようにしたいという申込みを拒むことができず、そのうちに、町内にできた
消費組合から、邸の一部を是非とも事務所に貸せと強く要求して来たのを、同居人が相談....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
はまた商業の運命についても考えた。今日行われておるような、商業制度が廃止せられ、
消費組合を基礎とする交換制度の来るのはいつのことかと考えた。こう考えると、彼の関....