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「消音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

消音の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人造人間殺害事件」より 著者:海野十三
「呀《あ》ッ、人造人間《ロボット》!」 一同は同時に声を立てた。 ピューンと消音拳銃《しょうおんピストル》が鳴りひびくと、覘《ねら》いあやまたず、銃丸は眼窩....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
口をきいた。 「松ヶ谷君、悪魔のしのび笑いを耳にしないかね!」 二発の銃丸が、消音|短銃のこととて、音もなく博士の手から松ヶ谷学士と真弓子の脇腹に飛んだ―― ....
省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
のが、本道である。だが車内でズドンという音を聞いたものがないではないか。それなら消音ピストルを用いたものと考えてはどうか。 だが乗客の多くは逃げてしまった。商....
疑問の金塊」より 著者:海野十三
が、ピストルをポンポンと放して……」 「ポンポンなんて聞えなかった。……尤も俺は消音ピストルだと思っているが……」 「とにかく、遥か後方から放ったのだ。見給え、....
奇賊悲願」より 著者:海野十三
。貫一の決心はついた。いきなりピストルを取出すと、がっちり覘ってぷすンと一発――消音装置がしてあるから、音は低い。 きゃッと、のけぞってぶっ倒れる刑事。そのと....
地獄の使者」より 著者:海野十三
能性はあっても、決して殺人罪ではないですね。ご苦労さまです」 「あなたは兄さんを消音装置のあるピストルで射撃したことを認められたのですね」 「認めてあげてもいい....
火星兵団」より 著者:海野十三
士はガスピストルの引金を引いた。 今日はピストルの音がしなかった。今日博士は、消音のしかけをピストルにつけ加えたのであった。 ガス弾は、無音のうちに火星兵の....
火薬船」より 著者:海野十三
ットの上をたたいた。そのポケットの中には、彼ら一派が愛用している万年筆の形をした消音小型ピストルが入っていた。 「それをこんなことにつかうのは、感心しないぞ」と....
地虫」より 著者:小栗虫太郎
然だと云いたい。どうだ、君か、それとも女将、君か。まさか、早苗じゃないだろうね。消音機をかけて、角度が分っている、この胸を射抜いたのは……」 そうしてついに、....
人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
、それが得意の、腹話術ではないかと疑われてくる。しかし腹話術には、咽喉変飾、口蓋消音という二大要素があって、口を押えられた彼に、どうして出来よう道理がないではな....