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「涙片手に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

涙片手にの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
妾の半生涯」より 著者:福田英子
、大病を悩《わず》らいしというに、かく健《すこ》やかなる顔を見ることの嬉しさよと涙片手に取り縋《すが》られ、アア今日は芽出《めで》たき日ゆえ泣くまじと思いしに、....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ず申訳なかったという挨拶。せめてもう二タ月早かったらと言ってもそれは愚痴。万和が涙片手にありようを話すと金三郎は位牌を手のなかに抱き、この長い歳月、日本へ帰って....