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液化
「液化〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
液化の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
、澱《よど》みきった新鮮でない熱気に蒸したてられるので、花粉は腐り、葉や幹は朽ち
液化していって、当然そこから発酵してくるものには、小動物や昆虫などの、糞汁の臭い....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
しない。 ビュッフォンの考えでは、遊星は、衝突の際発生した多大の熱のために一度
液化したが、その体積の小さいために急激に冷却したものであって、同様に太陽もまたい....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
四川に油の出ることは世人の知るところである。大規模な試掘を強行せねばならぬ。石炭
液化も今日まで困難な路を歩んで来たが、そろそろ純日本式の簡単で優秀な世界無比の能....
「道標」より 著者:宮本百合子
の軍国主義から発明されて、ドイツにしかないものであるかのような錯覚があった。石炭
液化とか人絹工業のように。でも、伸子がよんだり聞いたりしてもっている知識や実例の....
「質問へのお答え」より 著者:宮本百合子
場合、科学技術者というものの特殊性がどこまでとらえられていたでしょうか。 石油
液化を扱った「オイル・シェール」(小山いと子)、ソヴェトのレオニード・レオーノフ....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
問題にあらず、と申すより仕方がない。 露伴の作に、坊ちゃんや猫の如く、国民の血
液化しつつある何作品がありますか。彼は我々の血液に、何物を残しましたか。 三文....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
て、それを一人で持って、他人の家に忍び込むことは、先ず不可能である。 残る所は
液化ガスだ。之ならばデュアー壜、俗に魔法壜というのに入れて行けば、持運びは頗る簡....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
一年三月三十一日『東京朝日新聞』) 七十二 瓦斯の
液化 水蒸気を冷せば水になる事は日常目撃するところだが、すべての瓦斯体も適当の....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
文法上の誤を正したり、文章のおかしい所をなおしたりしてくれた。一八二二年に塩素を
液化した。 すでに二、三年前に電磁気廻転を発見した時にも誤解が起った。ファラデ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
い高周波や上島式の如き世界独特の方法が続々発明せられている。石炭は無尽蔵であり、
液化の方法についても福島県下に於て実験中の田崎式は必ず大成功をする事と信ずる。そ....