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「涸らす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

涸らすの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:鷹野つぎ
くない時には真夜の眠りの時に、自分の呻きを自分で聴き、体の狂いを噛みわけ、血肉を涸らす秒刻を知るものであった。病苦にもそれを忘却に包むひと時がなかったが、最も険....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
水の行衛を探すことであった。 私は次のように考えた―― 湖水の水が涸れたのは涸らすだけの仕掛けがあったからで決して神秘でも奇蹟でもない。それならいったい何ん....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
を死なせてしまった。お前がこんな態《ざま》で死んだと聞いたら、お種さんは涙の壺を涸らすこッたろう。江戸ではお鳥さんが陳東海に殺されるし、その同じ日に、お前がこん....