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涼陰
「涼陰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
涼陰の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
して、睫毛の深い陰鬱な青白い顔の男であった。その上に、ここは私が前に見たよりも荒
涼陰惨というべき場所で、両側には峨峨たる湿っぽい岩石ばかりがあらゆる景色をさえぎ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
日、晴れ。朝来、驟雨数回襲い来たるも、霎時にして快晴となる。太陽北方より照らし、
涼陰を南方に求む。終日、雲影波光を見るのみ。夜に入りてまた驟雨あり、はるかに電光....