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淀橋
「淀橋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
淀橋の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
馬」の一件に係り合うことになって、六月十一日に犯人重兵衛を取り押さえたが、同時に
淀橋の火薬製造所が爆発した為に、子分の亀吉と幸次郎は負傷した。半七は幸いに無事で....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
頭と打ち合わせの上で、お才は明くる日の早朝から下町の親類へ相談に行った。与兵衛は
淀橋辺にある丸多の地所と家作を抵当にして金を借り出す掛け合いに出かけた。親類の方....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
でこのお話も安政元年の七月末――いつぞや『正雪の絵馬』というお話をしたでしょう。
淀橋の水車小屋が爆発した一件。あれは安政元年の六月十一日の出来事ですが、これは翌....
「三角形の恐怖」より 著者:海野十三
は失敬。 其のころ私の家は東中野にありました。中野の辺を省線電車で通りますと、
淀橋の瓦斯タンクより右の方へ三十度ばかり傾いたところにこんもりとした森が見えます....
「ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
て来なかったんです」 「それで……」 「それでこいつは怪しいと思って、帰りがけに
淀橋署に、ちょっと寄って、偶然一平のことを聞いてみましたところ、意外にも一平は上....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
「僕は直ぐ出懸けます」 「この最中に、どこにゆくんだ」長造が問いかえした。 「
淀橋の、兄さんのところへ、マスクを持ってゆくんです」 「なに、黄一郎のところへか....
「河明り」より 著者:岡本かの子
ず源は井頭池から出て杉並区を通り、中野区へ入るところで善福寺川を受け容れ、中野区
淀橋区に入ると落合町で妙正寺川と合する。それから
淀橋区と豊島区と小石川区の堺の隅....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
」 「それでも当節は汽車の便利があるから、楽に日帰りが出来ます。むかしは新宿から
淀橋、中野、高円寺、馬橋、荻窪、遅野井、ぼくや横町、石橋、吉祥寺、関前……これが....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
通知書をまわして来たことがある。わたしの住んでいる百人町には幸いに火災はないが、
淀橋辺には頻繁の火事沙汰がある。こうした事件は冬の初めが最も多い。 「郊外と市内....
「青服の男」より 著者:甲賀三郎
一旦家に帰ったお徳は手紙を持ってやって来た、寺本医師はそれを取上げて、 「東京市
淀橋区柏木緑荘アパート小浜信造。ハヽア、アパートなんかにおる所を見ると、未だ独り....
「赤旗事件の回顧」より 著者:堺利彦
有秋君が二六新報社で待ち合わせてるはずだから、そこに行くと言い、わたしはそのまま
淀橋の宅に帰るつもりで、二人が別れようとしているところに、また巡査が二、三人やっ....
「独房」より 著者:小林多喜二
かと、探がした。だが、自動車はゴー、ゴーと響きかえるガードの下をくゞって、もはや
淀橋へ出て行っていた。 前から来るのを、のんびりと待ち合せてゴトン/\と動く、....
「経帷子の秘密」より 著者:岡本綺堂
日も経たないうちに、今まで縁遠かったお妻に対して結構な縁談を申込まれたのである。
淀橋の柏木成子町に井戸屋という古い店がある。井戸屋といっても井戸掘りではなく、酒....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
思っているのである。 昨夕フラリと浅草へ遊びに行った。ちょうど一年目だ。自然、
淀橋太郎とか森川信というような浅草生えぬきの旧友と飲み屋で顔が合う。話は自然に余....
「郊外生活の一年」より 著者:岡本綺堂
の通知書をまわして来たことがある。わたしの住んでいる百人町には幸に火災はないが、
淀橋辺には頻繁に火事沙汰がある。こうした事件は冬の初めが最も多い。 「郊外と市内....