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「淋病〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

淋病の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
に度々特種を提供している。 ……巡礼|婆の行倒おれ…… ……近所のドクトルの淋病…… ……タキシー屋の幽霊…… ……町内の標札の紛失…… なぞ、なかな....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
はドイツの兵隊に容易には勝てなくなってしまいました。世の中では末期のナポレオンは淋病で活動が鈍ったとか、用兵の能力が低下したとか、いい加減なことを言いますけれど....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
す。殊にその当時病気にかゝっているものが、天丼を食う筈はないのです。脂気のものは淋病には大敵なのであります。 警 それからどうした。 答 川安に連れて行った....
ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
とは、訊いてくれなかった。 信吉は丁寧に、どうにか食えてたと答えた。 「梅毒や淋病は患ってないか?」 つづけて医者がきいた。 旋盤の第三交代は、初め四日間....
一九三二年の春」より 著者:宮本百合子
ます、わたしゃ病気なんですよ」 「――嘘つけ!」 「本当ですよ。見せましょうか。淋病なんですヨ」 看守はやや暫く経ってから、留置場の入口近く置いてある小テーブ....
ジロリの女」より 著者:坂口安吾
せて、 「なに、関係? なにを云っとる。パンパンみたいなものじゃないか。こっちは淋病をもらって、被害を蒙っているだけだ。こっちは、とにかく、誰からでもいゝさ。宿....
足のない男と首のない男」より 著者:坂口安吾
昔々、さるところに奇妙な病院ができた。熱療法と称するので、淋病の患者などが通ふ。すると、タンクの中へ人間を投げこみ、首だけだして全身を蒸す....
わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
ざれ、肺病なんか、特に三日から一週間で治ってしまうよ。それ以上にきくのが、性病。淋病、梅毒、あんなもの、この先生の温灸じゃ、病気のうちにはいっていないよ」 ポ....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
場合にも。その機会は過去に幾度かあったが、女がニンシンしたということがなかった。淋病を患ったり、腰を冷やしたりすると、精子を失って、ニンシンに無能力になるという....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
当り前の話だ。しかるに、どうだ、この神薬現れるや、歯の痛みのかたわらに、チョイと淋病でも肺炎でもツツガ虫でも治してしまうじゃないか。凄いもんだ。おどろいたか」 ....