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「淡島寒月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

淡島寒月の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小さな旅」より 著者:富田木歩
わす雀共の賑わしさの中に藪鶯が美しい音尻を引いては鳴くのである。 この家の裏に淡島寒月さんの居宅があって其の家裏を領している太い椎と松とに鶉が籠っている、そし....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
震火で灰となった記念物の中に史蹟というのは仰山だが、焼けてしまって惜まれる小さな遺跡や建物がある。淡島寒月の向島の旧庵の如きその一つである。今ではその跡にバラック住いをして旧廬の....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
下し被下度候」と書いてあった。当時は正岡子規がマダ学生で世間に顔出しせず、紅葉が淡島寒月にかぶれて「稲妻や二尺八寸ソリャこそ抜いた」というような字余りの談林風を....
向嶋」より 著者:永井荷風
角堂永機、小説家には饗庭篁村《あえばこうそん》、幸田露伴、好事家《こうずか》には淡島寒月《あわしまかんげつ》がある。皆一時の名士である。しかし明治四十三年八月初....